FreeNoteQt 1.13.1preを公開

えーと、ここ1週間くらいつめてプログラミングしていたFreeNoteQtの1.13.1preを本家にて公開しました。
今回の目玉は、インクワープロモードです。
もともとFreeNoteでは、書いたままそのままの大きさで記録するため、自由に描ける反面、整えたいときには自分でなんとかするほかありませんでした。
インタフェースとしては、旧ザウルスにもあったInkWpが良いとは知りつつも、あれとは別のアプリだから…ということで、(もともとテクノロジーが似ているアプリなので、比較的簡単に織り込めるとは知りつつも)長らく実装しませんでした。
しかし、自分でメモをとっても、結構スピードに追いつかない時があり、とうとう実装してしまいました。


さて、経緯はともかくとしてせっかく実装するのだから、単なるインクワープロ機能だけでは無く、その発展系にもチャレンジしてみようではないかということで、今回は以下の2つの機能を追加しています。
1.縦書きモード
2.複数行自動解析モード


以下解説を少々。
1.縦書きモード
 横書きがあるならば縦書きもアリだろ?ということで、安易に追加しようとした機能です。
 縦書きのインクワープロは(多分)無いので、珍しいのではないでしょうか?
 修正:旧ザウルスで画面を縦にするってのがありました。
 しかも縦でも文字認識するそうな…おそろしや。
 ちなみに縦書きのインクワープロは、縦書きしないとダメです。当たり前ですけど(^^;


2.複数行自動解析モード
 デフォルトではオフにされていますが、実はこいつが一番の目玉といえるモードです。
 インクワープロの縦も横もそうですが、私は大きく書くとどうしても一度に書きたい文字量よりも1文字2文字足りません。
 こんな時、行を変えて書ければ良いのですが、従来のインクワープロだと同じ行に重なった一文字とみなされてしまいます。
 変換タイミングを調整して即座に文字にしてしまえという手もありますが、人間勢いっちゅーもんがありますので、やはり一度にかきたいものは一度に書いてしまいたい。少々残るとなんとも気持ち悪く、ストレスがたまります。
 そこで、画面上で複数行にわけて書くとその固まりを自動判別して前述のストレスを解消してくれないかなぁ…と考えてみたのがこれです。これだけは絶対に出来ないとダメだということで、時間がかかってしまいました。
 ちなみに少なくとも1行に3ストローク以上書くことを行判定の条件としていますので、ひらがな1文字で改行して…といった場合は多分、失敗します。
 また、改行時のスピードが超はやい場合も多分ダメです(自動グルーピングされるため)。
 これらのことに気をつけて上の行と下の行の始点が重ならないように書いてみましょう。
 私個人としては、たったこれだけの差ですが、使用感がもの凄く違うと感じました。単純なアルゴリズムで実現した割には、良い感じです。


 あ、くどいようですが、デフォルトではオフなので、FN設定にてInkWpタブのIntelligent line breakをチェックオンにするのをくれぐれもお忘れ無く。


感想などいただければ幸いです。