ワンダと巨像

ICOチーム待望の最新作ということで、発売前から期待が大きかった「ワンダと巨像」が発売となりました。
私は実は前作「ICO」は未プレイなのですが、最初のムービーの透明感あふれる映像の美しさに思わずひきこまれてしまいました。


このゲームは、世界のどこかにいる巨像を見つけ出し、倒していくというボスラッシュ(ちゅーかボス戦のみ)なアクションゲームです。
巨像との戦いは、とにかく巨像になんとかしてつかまり、よじ登り、弱点を攻撃するという文字で書くと至ってシンプルな流れになるのですが、実際はこれが凄い。
倒すべき巨像はとにかくでかい!こいつが地響きと土煙を上げながら「のっしのっし」と歩いてきます。
もちろん踏まれでもしたら、ただでは済みませんし、巨像みずからが攻撃してくることもあります。これも喰らえば只ではすみません。
その攻撃をかいくぐり、なんとかしてしがみつける場所を探し、徐々に無くなる握力を気にしながら、また暴れる巨像に振り回されながら、巨像の弱点めがけて登っていく。
もちろん、休憩できるポイントもあるので、しっかりした足場を見つけて握力を回復させたりとパズル的な攻略がとても楽しいと感じました。
#要は山が暴れるロッククライミングみたいなものです。


帰宅が遅かったため、とりあえず最初の1体を倒した時点でやめたのですが、遙か遠く地平線まで見渡せる広大なフィールドを眺めながら相棒である馬(アグロという名前)にまたがりながらあちこちをさまよっているだけで何となく楽しい。


私は子どもの頃、近くの山(赤土の採掘場)で遊んでいたのですが、崖っぷちからおそるおそる下をのぞき込んだり、少しの足場を見つけて登ってみたり、向こうに見える不思議なものに行き着くのにどうするか考えたりと、その当時に感じたわくわく感をこのゲームは感じます。
ただフィールドを散策するだけで楽しい。
基本的に巨像は1体ずつ登場し、巨像に近づかなければ戦いも発生しませんので、当面はアグロと共にこの世界を堪能してみたいと思います。