BPS

積みDVDにしていた、BPS(バトルプログラマーシラセ)を見ました。
深夜の動画大陸で放映以来、すっかりやられてしまい、DVD-BOXまで買っちまったアニメです。


内容としては、スゴ腕プログラマーが数々の難事件を解決していくというものなのですが、主人公はもの凄い脱力系、いつもぼーっとして全くヒーローっぽくありません。
しかし、世界的実力をもつBPSこと白瀬 慧が、バトル・プログラミング中に時折見せる感覚や燦めきは、同業者*1として非常に共感できたり、あこがれたりするところがあるのです。


また、現実世界と微妙にリンク*2しているところも面白く、黄昏時に不思議な世界に迷い込んだような感覚を(きわめて少数の人々に)引き起こすことでしょう。
そして、このほんの少しずれた夢と現実の狭間のような平行世界が、このアニメに心惹かれる人間にとって居心地のよい世界として映り、自分もまた同じ世界を共有したいと思わせるのではないでしょうか?


…と、えらい褒めようではありますが、実際のところは、全く万人に勧められるものではありません。
好きな人はもの凄く好きでしょうが、そうでない人には、よい点が全く理解できないのでは無いかと思います。一般的には、(自分も含め)ダメな大人が見る、ダメアニメだと評されるかもしれません。


しかし、気に入ってるもんは気に入っちゃってるんだから、致し方ないんです。


例えて言えば、クリームソーダにつかう、真緑のメロンソーダ毒々しいと感じつつも、時折無性に飲みたくなるのと同様で、体に悪そうなものほど美味しそうな時もありますよね?そんな感覚です。(謎

*1:…と言ってもバトルプログラマーでは無く、たんなるプログラマーですが…

*2:たとえば、BPSの敵として登場するアメリカ王のモデルは、「ざうちゃっ」の作者さんだったりします。