昔なつかしのデバイス

昔から私は妙な電子デバイスが好きでして面白いという理由だけで買っちゃったりもしていたわけですが、その中で一番なんだかなぁ…と思うデバイスにFMD*1HMD*2があります。
これ、その名の通りメガネのように顔にかけるディスプレイです。


私が持っているのは、かけると顔がバーチャロンみたいになってしまうタカラのダイノバイザーとオリンパスのEye-Trekなのですが、ダイノバイザーは、その重量からか重度の肩こり+頭痛を誘発するということ*3、Eye-Trekは長時間利用するとディスプレイ部が発熱するため、永らく使用していませんでした。


ところが先日、PS2でOutRun2SPを遊んでいるときにふとこいつの存在を思い出し、Eye-Trekを久々に使ってみたのですが…いやぁ、いいですね、コレ!
少々画面端が湾曲しているのが気になりましたが、大迫力です。なんか、没入度が違います。
欠点といえば、首を振っても画面が目の前についてくるのでちょっと酔うといったところでしょうか。


さて、FMDやHMDといえば、数メートル先に巨大スクリーンという触れ込みのFMDですが、どうも人によっては小さい画面にしか見えない方もいらっしゃるようです。


たしかに実際に小さい画面が見えているだけなので当然といえば当然なのですが、自分でシチュエーションを設定すると、何故かでっかい画面に感じてきます…多分…。


そのシチュエーションとは…人の全く居ない寂れたボロ映画館の中央あたりの席で独り静かに映画を見ている…というものです。
うそだと思うそこのあなた。ちょっと試してみてください*4
チープな液晶ディスプレイがなんだか大きなスクリーンの気がしてきませんか?
わたしは地元にこんな感じの映画館がリアルにあったので、ああ、あんな感じだな…と思った瞬間、大きく見えるようになりました。
#見えなかった人はごめんなさい(汗)


人の脳なんて結構いい加減だなぁ…ということを再認識しつつ、当面はEye-Trekで遊んでみようかなと思います。
#しかし、Eye-Trek含め、もうほとんど製造していないんですねぇ、FMD…。(- -)トオイメ

*1:Face Mounted Display

*2:Head Mounted Display

*3:この理由により、永久封印です…_| ̄|○

*4:実際に試せる人がはたして何人いるのだろうか…はこの際おいておく。