Dragon Quest Sword

Wii肉痛の真っ只中です。
それもこれも7/12発売のDragon Quest Swordが原因。


このゲーム、通常コマンドで戦闘するところをWiiコントローラーを剣にみたてて振り回して戦うタイプのものです。
このもととなったゲームとして「剣神ドラゴンクエスト」というものがありましたが、それのWii版といってもほぼ差し支えありません。


さて、剣神では縦横斜めと自由自在に好きなように切りまくることができましたが、このゲームではどうでしょうか?
遊ぶ前に一番気になったのはそこのところで、これが出来る・出来ないでは大きくゲーム性に関わってきます。


結果としては…操作系は全然ダメでした…_| ̄|○


Wiiコントローラーの限界なのか、とりあえずどの方向に斬ろうが基本的に画面中心となり、それ以外を斬ろうとするにはAボタンにより中心点をロックしなくてはならない仕様でした。
剣神でもそうでしたがこのゲームでは敵の魔法を剣で打ち返すという動作があるため、自在に切れないとどうしてもワンテンポ遅れて間に合いません。
また、剣で斬るという感覚的な操作に「ロックする」といういかにもゲーム的な操作が入っては、没入度もいまいち…ということで、これは大いなる退化と言われても致し方ないのではないでしょうか?


また、街を自由に歩きまわれる割にはゼルダの伝説のようにヌンチャクで移動できないなどの仕様もかなり不満で、なんでこの十字キーで移動せんとならんのだ?と製作者のセンスを疑ってしまいます。
#そういう意味ではゼルダの操作系はかなり無理なく作りこまれているなと改めて感心します。


しかしながら、概ねの不満は操作系にしかなく、内容的にはかなり面白いといえます。
ステージはたまに道の途中に分岐がある程度でほぼ一本道ですので自由には歩き回れませんが、その分戦闘は敵の動きのバリエーションも多くかなり燃えます。
#ラスボス以外はプレイヤーのうまさでなんとか凌げるため、ラスボスでどうしようもなくなって泣く泣くレベル上げというバランスの悪さもありますが…。


ステージは全部で8章なのでこれを多いと見るか、少ないと見るかは人によると思います。RPGとしては短いと思いますが、アクションゲームだと考えると8ステージというのは普通の長さだといえるのではないでしょうか?
何より全ての断面においてコントローラを振りまくりますので、これ以上の長さだと逆に疲れてやる気が無くなるのではないでしょうか?
とりあえず、一度クリアした面にも何度もチャレンジできる上、毎回のプレイに対し、ヒット率、防御率、モンスターを倒した率によって評価がされますので、やりこみ要素は多いといえます。


次回作があるのならば、ぜひ、操作系の向上をして欲しいところですね。