編集の単位

いろいろとリナザウ用ソフトをリリースしてはいますが、正直なところ常用しているのは、FreeNoteとFNViewerです。


専ら落書きとしての活用なのですが、時々会議なんかでもメモをとってみたりしています。
ただ、そんな時に思うのが一度描いた情報を編集するときのちょっとした不便さです。
情報を書いていく上ではオートスクロールなどがあるので別段かまいませんが、それを編集するときには、範囲選択のミスによって一部情報をこぼして文字の体裁をなさなくなったりすることがあり、一度書いたものを移動させるなどは結構面倒です。


もともと人が文字を文字として認識できるのは、いくつかのストロークを塊として扱っているからだと思います。
自分が書くときはもちろんですが、他人が書いたものであっても、
(脳の働きを分解して言えば)
1.個々のストロークの密集具合などを鑑みてどこからどこまでは一塊と切り分け
2.脳内の象形データベースと比較
 (象形絞り切れない場合は文脈データベースも使うのでしょう)
3.認識する
といった処理の流れとなると思います。


つまり編集を行うときも、個々のストロークを扱うのではなくて、意図した塊で扱わないと使い勝手がわるいのでは?と考えています。


現行バージョンにはバグがあるので、次回リリースはバグフィックスとなりますが、近い将来ストロークの自動グルーピングにもチャレンジ*1してみたいなぁ…と思います。

*1:ものすごく発展させるとMIザウルスのinkwpの清書機能になると思うんですけどね。(趣味で出来る範疇でないのでやりませんけど…)